もともと、本校の校区である日野町南比都佐地区では、日野菜の栽培が盛んでした。しかし、漬け物が家庭の味からスーパーの商品として変わる時代の波にもまれ、特産物としての日野菜が地域の意識からも薄れ始めてきました。
そうしたなか、日野菜の原種を守ってこられた農家が辞められるということを知った本校の教員と子どもたちが、学校でも日野菜について学習しようと、平成12年度から「日野菜学習」に取り組み始めました。以来、本校では、この地元の特産物を生かした学習を「ほまれの時間」(総合的な学習の時間)の中に「日野菜学習」として組み込んできました。